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らくちん道への道

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関西出張2019.10.27+「引き合気?の限界」の話

最近の福岡は黄砂が多い。
呼吸器系が元々弱い私は喉を痛めていて関西に行ったら少しは良くなると思ったが、こちらも空気は良くないね。

関西出張で朝早く着いたので友人のところに行って練習。

最近はネタ切れ感があり、彼には事前にYouTubeの某合気系動画を見ておいてもらったところ、「理屈がわかりました!」というので今回この技法をテーマにした。

早速やってみると動画のようにはいかず今一な感じ。

私は本来の目的の施術の仕事があり、彼は弟子に教えに行くので別れ、夜にもう一度練習することにした。

夜に会って聞いてみると「あの技法を使ってみたら、やっぱり面白いぐらいに掛かって転がせましたよ!」と言う。

どうも合気系の技に対する抵抗力が付きすぎた我々では、前提条件までのレベルをかなり落とさないと技が成立しないみたい。

彼らの「合気が使えるようになるには、先ずは自分が合気に掛からないといけない」というアレ。

前提条件に持って行くための方法論は色々あるが、動画の先生は意拳の矛盾力を使っているところが面白い。

しょうがないので、前提条件までのレベルを落としてお互いのバランスを取ると確かに掛かる。

これなら動画の様に正座から立ち上がらせるのも結構簡単にできるし、大の字に仰向けで寝た状態で自分の片手を相手が両手で下に抑えられても腕を上げて投げることも十分に可能であった。

但し、武術として使うには前提条件まで持って行く間に相手に察知されないことが重要で、バランスの修正機能が高い人や身体のフレームを作り上げた人に掛けるには難しいと感じる。

更に前提条件にしないための持ち方や押さえ方をすると、この動画の方法論では全くの無効であることは確認した。

考えてみると、大東流の佐川先生の技の風格や相撲を研究していた逸話から、ほとんどの合気系流派で用いられる前提条件の限界を佐川先生は早い段階からわかっていた気はするね。







by rakuchin-dou | 2019-10-30 08:16 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

憲法九条は世界遺産(かもがわ出版)


内容(「BOOK」データベースより)
最初の立候補の時から九条護憲を訴えた。自衛隊を海外に出す法律には処分覚悟で反対してきた。自分の母も含め無数の戦争未亡人をつくったこの歴史を二度と繰り返さないためだ。自民党を愛し、安倍首相を尊敬するが、それでも九条の改正だけは許さない―。

最近大注目の元共産党のジャーナリストである篠原常一郎さんのおススメ本。

古賀誠さんといえばコワモテな外見で有名だが、先の戦争で父親を亡くし残された母親が貧困の中で苦労しているところを幼少から見ていたことから、二度と戦争を起こしてはならいないという憲法九条と平和に対する強い想いが書かれている。

私自身は、今ここにある危機から九条を含む早くの憲法改正を望む考えだが、いくら具体的な事例を挙げて説明したとしても強い信仰に近い理念を崩すのは難しいと思っている。

安倍政権があれほど選挙で勝ち続けても改正への動きが鈍い理由が、総理大臣よりも強い内閣法制局の力に屈しているのはよく聞く話だがそれだけではない。

この本にも古賀さんがいた宏池会だけでなく他の自民党議員の中にも九条堅持派が多いことが書いてあって、安倍政権下での九条改正はほぼ不可能だということはよくわかる。








by rakuchin-dou | 2019-10-24 22:49 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

祝之神事と霊力 日露戦争の真実 秘密喫茶 居皆亭(いるみなてい)vol.31 ~ 保江邦夫 × 三上丈晴 ~ 4/7



保江邦夫先生の天皇の霊力の話。

昨日の「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」、朝の段階で雨と強風だったものが直前に雨が止んで虹がかかった現象を見て、天皇に関わる何かしらの霊的な力を感じた人もいるだろう。

動画の内容は「ムー」絡みの話ということもあり、得意の“口から出まかせ”や“ホラ吹き”全開で飛ばしている。

これらの虚実が入り混ざる怪しい話は、保江流霊的インテリジェンスなのかもしれない。

今上天皇を崇敬している保江先生であるが、ネタの広まり方によっては間違って逆賊扱いされないかと危惧するところはある。





by rakuchin-dou | 2019-10-23 02:25 | 少し不思議な話 | Trackback | Comments(0)

日本史のタブーに挑んだ男―鹿島昇その業績と生涯(たま出版)



内容(「MARC」データベースより)
明治維新で、天皇は北朝系から南朝系にすり替えられた。孝明天皇は伊藤博文が刺殺した。日本は新羅によって建国された…。日本史のタブーに挑んだ男・鹿島昇による膨大な業績をまとめる。

明日10月22日は「即位の礼」。

ジュンク堂福岡店に行った時、この本が目に付いた。

「明治天皇すり替え説」や「田布施システム」なるものの元ネタとされる故・鹿島昇さんの業績と生涯が書かれた本。

「明治天皇すり替え説」や「田布施システム」の取材については、以前取り上げた示現舎さんの『ルポ「田布施システム」の真実』や安田浩一さんの『ネットを騒がす陰謀論「田布施システム」の謎を安田浩一が解き明かす』(現代新書)が詳しい。

本を読んでみて、ネタとしては面白いのと多くの資料を集めたのは立派だが、証拠になるものがなく伝聞と結論ありきの思い込みと古史古伝とされる偽書の影響が強いのは間違いない。

本気で自分が明治天皇の孫だと信じた大室近佑(おおむろ・ちかすけ)さんや信奉者だった鹿島さんや著者の松重正さん、太田龍さん、鬼塚英昭さんは亡くなっているが、現在でもこの話を支持する人は後を絶たない。

あとは「天皇の権威を何とか貶めたい!」という勢力が関わっていて、半島とか日本の沖縄や北海道の問題にも繋がって行くんだろうね。

この手の与太話には、事実より感情を優先する人や、否定すれば逆に強い信念を持つに人たちには現状無視が最善なのだろうが、令和の時代には終わりにしたいところ。


<追記2019.10.30>
「明治天皇すり替え説」についてネットで調べてみたけど、支持者ばかりで否定する記事が少ないみたい。

ちょっと読みにくいところがあるけど、これが一番まともかな?







by rakuchin-dou | 2019-10-21 22:21 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(1)

「日本国紀」の天皇論 (産経セレクト S 16)



内容(「BOOK」データベースより)
子供たちは歴史教科書で「天皇」を学べない!65万部突破の通史『日本国紀』の著者と編集者が、日本の歴史に浮かび上がる「天皇」について語り尽くす。小学校の教科書は「天皇」をどう教えているか。戦後初の教科書との違いが明らかに。

今週は忙しくて書店でざっと読み。

著者お二人の天皇に対する思いはよくわかるのだが、この本を読んで子供に「天皇」を説明できるのかというと微妙。

あいちトリエンナーレの昭和天皇の肖像を燃やして踏みつける動画の展示について新聞と地上波TVが触れないところを見ると、彼らからすると一般大衆の天皇陛下に対する崇敬の念がまだまだ強いと感じているということの証明で、令和は最大の皇統断絶の危機とはいえ一部の救いはある感じ。

192ページの、ウイグル人の人権運動家ラビア・カーディルさんが「あなたにとって天皇とはどういう存在か」との問いに対する有本さんの答えは、日本の国体としては当然の帰結。

とはいえ、自称「地球市民」でもある有本さんの主張でも、天皇論においては「日本絶対悪」の戦後利得者や左翼・リベラル層には理解されることはないと思う。

既に始まっている内戦にマスコミと教育を押さえられている不利な状況であり、今後無血で解決できる気はしない。







by rakuchin-dou | 2019-10-19 22:57 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(2)

「合気上げ、て何か意味があるのかなあ? 無意味じゃね?」藤松先生ブログより

動物武術の虎鷹拳院日誌「やわらかい鼠蹊部と下腹部」追伸より引用

「合気上げ、て何か意味があるのかなあ? 無意味じゃね? つかんだ人が既にバランスを崩しているからね。」

あ~あ、藤松先生これ書いちゃったか(笑)。

藤松先生の武術と身体感なら、こういう印象を持つのは当然。

合気上げに限らず相手に手を掴ませる技は「小よく大を制す」を理想とする合気系武道で最初に習う理合。

人は手を前に出しただけで自分のバランスを崩している。

普通の人はバランスが崩れると本来の力が出せなくなるので、これを利用して技を掛けやすくなることを学ぶ。

また、普通の人は自分のバランスがどのくらい崩れているかの感覚が鈍いので、先生が相手に「手首を掴んできなさい」とか「顔を殴ってきなさい」とか言って、相手が攻撃をしているようで動きを誘導・制限させられた状態をつくられ、柔術だと骨格構造上の弱点を攻められ投げや極めなどの技を掛けられる。

初伝で習う手首の逆が、こちらから手を取りにいくと掛けづらいが、相手に自分の手首を握って来てもらうと掛けやすくなるのも同じ。

問題は、合気系では何故かこの理合すら教えない先生が多いばかりか「先生の技に素直に掛かる人が上達する」と躾けられる。

もう一つは基本の段階で尤もらしい理屈で“これ”が組み込まれている体系になっている流派もある。

(全部ではないが太極拳の推手を見ていても同じような印象を受ける)

結果、ド素人よりもバランスが崩れた状態で先生の技に掛かりにいって、「上手くなるのは、その後の受け身ばかり」という組織内の論理で先生の覚えめでたくなっただけで武道としては全く無意味という光景を多く見てきた。

本来は、これがわかってくると今度はいかに崩れない身体を作るかになるが、自分が安定し相手の技に対する抵抗力が強くなってもこちらも相手に技を掛けれないことを知る。

合気上げ(下げ)は、丁寧にやれば自分の正しい骨格構造を知る事と相手とのバランスを把握するのには良い練習だと思う。

合気上げと勁力はイコールではないが、保江邦夫先生の「透明な力=外力(がいりょく)」という物理学の見方でいえば、勁力も相手に対し作用する外力の一つであることは間違いない(同じにされるのは嫌がるだろうけど)。

当身や反射の技については、当身はそれ自体の威力で相手を倒せれば問題ないが、崩し目的でも相手の防御が過剰に働いて逆に安定してしまうこともあるし、様々な反射技法も次第に慣れて効かなくなる。

異論があるのを承知で言うと、個人的に拘りがあって相当研究した小手の技(朝顔など)は、先がわかれば途中の段階で一回捨てても良い気がする。

どちらにしてもバランスを崩すことで動作ができることが前提で、崩れながらも纏まっているという方法論は打・投・極に限らず基本の身体づくりの段階で内包されていなければならない。

これとは別に、“氣”の技や催眠系、脳波を変える○○モードなどの技も嘘ではないが、感応しない人には無意味なので武術としてでなく道場内での遊びしての位置づけが無難。



<追記1>
抵抗力については、私の場合は中国武術の錬功法で鍛えた。

更に技法や理論は多くのものがあり自ら体験しに行った結果、私は合気系の技に掛かることはないだろうと確信を得て実際にその通りになっていた。

(柔道やレスリング、柔術などの鍛え抜かれた熟練者の投げや極め技に掛からないという意味ではないので注意!)

しかし、今年になって既存とは全く違う合気技法があることを体験してしまったので「どうしよう?」という感じなのだが、取り敢えず井の中の蛙にならないようにはしたい。

<追記2>
反射技法については、これを主に使う流派の道場をいくつか体験してみて「先生や道場の雰囲気に躾けられたとはいえ、最終的に反応しやすい人のみが道場に残っているのでは?」という疑問がある。

某高額DVDの技法についても知人に相当数見せてもらったことがあり、確かに現象そのものは起こるので面白く一時期研究してみたが、様々な面で弱い気がしている。

<追記3>
故・佐川幸義先生にはお会いしたことはないが、自らの優しさと弱い事が絶対認められなかったと思われる武術家が一生をかけて探求した“合気”が簡単なものであるわけがない。

研究の過程で私がわかったレベルのことはとっくにわかっていたものだと思っている。

佐川先生のお弟子さんにしても、それまでの仕事を辞してまで入門した人も少なからずいて、そこまでの苦労して学んだ人が武術の秘伝を簡単に教えることはないのは当然のことである。






by rakuchin-dou | 2019-10-14 01:52 | 雑感 | Trackback | Comments(0)

ムー 2019年 11 月号 (学研プラス)



出版社からのコメント
1979年11月号から40年。
全世界、全宇宙の読者、関係者の皆様のご支援で
40周年記念号をお届けすることができました。
昔読んでいたといいう「ムー民」のみなさんも
変わらぬ怪しさの「ムー」をお楽しみ下さい。
この記念号では読者投稿ページ「ムー民広場」を拡大して
お祝いメッセージをご紹介するほか、名物(?)連載「ムー新聞」では
編集現場に携わってきたレジェンドOBや、いまやテレビやメディアで大活躍の
三上編集長の若き姿も大公開しています!

祝“「ムー」の創刊40周年記念号!”

ということで、ざっと読んでみたが・・・う~ん、次号(石原莞爾?)に期待しよう。

カラーページに出ているサイマーさんのセミナーは福岡に来た時に行ったことがある。

印象としては、スピリチュアル世界の大物外タレみたいな感じ。

間近で顔を合わせた時に目玉が金色に光っていて「この人、人間じゃない…」と感じた。

サイババさんの弟子という触れ込みだが、知り合いに実際にインドまで調査しに行った人がいて「知らない」という人ばかりだったと聞いた。

以前にやったインドから多くの坊さんを富士の麓まで連れての護摩焚きは、平和を祈ると謳っていても内容的には日本への霊的な侵略行為と見られてもしょうがない。

実際のところ裏では色々あるんだろうが、インドだったら民衆自体がこれらの人を望む風土があるので細かいことは気にしない。(でも、日本で布教するのは難しいかな?)

“ネタ”といえば、何かの本で確か飛鳥昭雄さんの話だったか、「ムー」も40年の疲れか今は単発ネタぐらいしか本当になくて困っていると書いてあったような?

そういう意味では、世界的物理学者でありながらムー民が喜びそうなトンデモネタを多数持っている保江邦夫先生に目を付けているのはわかる。

先日も、東京道場に取材に来たりライブか何かのイベントに呼ばれていたのは聞いた。

夢源樹「月刊保江邦夫」の登場も近いか?

元ネタが違うとはいえ、キーワードが被る飛鳥さんの縄張りを荒らさないのが前提。

最近では、保江先生の親しい知人だと偽って商売とかの勧誘に使われている話も複数出没しているらしく、「スピ界では良くも悪くも有名になられたんだなあ・・・」と思う。





<追記2019.10.15>







by rakuchin-dou | 2019-10-11 21:52 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

「空」論: 空から読み解く仏教(春秋社)



内容紹介
空の思想が仏教でどのように生まれ展開していったのか。インドのブッダから始まり、大成者の龍樹を経て、唯識思想・如来蔵思想との関係を明かし、さらにはチベット・中国・日本における受容までをも網羅した、長大な仏教の歴史も学べる入門書。


チベット密教で有名な正木晃先生の「空」についての本。

正木先生には和方鍼灸友の会のイベント後の飲み会で少し話したことがあり、面白い先生だった印象。

よく言われることだが、釈迦より始まりインド、チベット、中国、日本と伝わるうちに教えの内容が変ってしまった。

「空」についても、日本で有名な般若心経の解釈が千差万別であることや、量子論との共通点などが実は膨大な「空」の思想の極一部でしかないことなど初めて知ることもあった。

密教の成立過程を見ても時代の要請から内容を変えざるを得ないこともあり、只一つの真理というよりは個人が使う便利な道具として扱った方が良いのかもしれない。

若干余談になるが、少し前に「非二元(ノンデュアリティ)」や「悟り」が流行ったことがあり、私も興味が出て浜松の井上老師の接心に行った時に「まず、自分がどこにいたら良いのか(老師曰く、土台となるもの)」がよくわかった。

少し後になって、普段あれほど頭の中に残っていた思考や感情を持続することができなくなったのに気づき、「ああ、自分の頭が壊れたな・・・」ということがわかり、以前の状態に戻れなくなってしまった。

そういえば、若い頃に相当な修行経験がある友人が「瞑想や禅をやっていると、ある時突然頭が壊れる。壊れただけなら只のキチガイだが、仏教などの宗教には『悟り』といって、これを善用させる方法論が確立されている(要約)」と言っていたのを思い出した。

禅の修行としてはこれからのはずだし、私にとって井上老師が大変尊敬している禅の先生であるのは変わりはないが、別に禅の坊さんになるつもりもないので一旦終了。

現在も仕事の合間とかに座ることもあるが、例えば「究極の悟り」や「最高の真理」なんてものはバカバカし過ぎて興味も起きない。

本来「悟り」なんてものは具体的な定義もなく、世の中には様々な「悟り」が存在するのだろう。

どんなに凄い体験をしたとしても所詮は個人の体験に過ぎず、誰かが「自分は悟った!」と思えば「悟り」で間違いなく、これを自己完結で終わらせれば何の問題も生じない。

但し、これを皆から「悟った特別な人」だと見てもらいたいなら話は別で、一般の人から「この人は凄い!」と思われるだけの内容を語れる弁が立たなければ、上から目線の変な人として敬遠されて終わる。

こういう人が聖者としてニーズが元々ある社会以外は、「悟った特別な人」だと評価できる第三者の鑑定人やプロモーションが必要である。

先の友人の話では、表に出ない悟りマニュアルがある仏教などでは寺に閉じ込めて仏の教えを叩きこむことにより民衆から高僧として見てもらえる人物をつくるシステムを持つ。

しかし・・・偉大な釈迦の境地や個々の教えも、伝える過程で社会のニーズに応じて変えていかないと内容がいくら良くても見向きもされずに滅ぶしかないという、正に「諸行無常」を実感している。






by rakuchin-dou | 2019-10-09 22:51 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(0)

関西出張2019.10.5、6+「何かを学ぶ時は素直さが重要なのは間違いない。が・・・」の話

日曜日は関西で受けていた経営セミナーの最終回。

私は治療家としてはそれなりに良い部類だと思っているのだが、経営については一から学ぶ必要性を感じ、たまたま出張施術の合間に参加したプレセミナーが良かった為その場で申し込んだ。

サラリーマンから転職の私からすると、経営者としての心構えやデータを重視する緻密な理論は教えられなければ知らなかったことばかりだったので、セミナーのH先生には大変感謝している。


前日土曜日は柔道場が借りれたので、一緒に免許皆伝を貰った冠光寺流の友人と投げ主体の練習。

彼は数年前に保江邦夫先生から冠光寺流内部の別伝として新しい体系を作るように指令を受け(私も練習相手)、今年になりある程度完成した実感があった。

元々投げられるのが大嫌いな私でも技が掛かるとどうしようもなく、何度も後頭部をぶつけられたので畳の練習が出来て良かったと思う。

彼がマンツーマンで教えている弟子で社会的地位の高い人がいる。

師匠である友人が教えたことが直ぐにできないのはしょうがないとして、要点を掴む前に「このやり方はこうした方が、もっと効率が良いと思うんです」と意見したり、勝手にアレンジを加えるのが気になっていた。

少し前に彼の事務所で話す機会があり、見ると事務所には保江先生とも親しい“さる高貴な方”の書が額に飾られていた。

私はその人に、
「自分も色々試してみたいタイプだから気持ちはわかるけど、先生が大事にしているものをそこまで詳しく教えてもらって直ぐに捨てちゃうのはマズいんじゃないですか?」

「そこに飾っている高貴な人の書に、『自分が書き加えた方が、もっと良い書になる』とか絶対にしないでしょ?何で友人にはできるんですか?すごく失礼なことなんですよ!」

と注意した。

私は自分のことでは怒ることはあまりないが、親しい人が貶められている時は流石に怒る。

後で聞くと各方面で同じことをやっているらしく、社会的地位があるので内心腹を立てていても直接意見する人はいなかったみたい。

この人は経営者としては優秀だし男気もある尊敬できる方なのだが、何かを学ぶことに関しては考え方が根本的に間違っていることはわかった。

ひとつは「自分が“できる!”と強く思えばできるようになる」というポジティブ思考の持ち主であった。

実際に習って直ぐにできる人ならば今のままでも良いと思うが、やらしてもできないのだからできる先生と比べて自分ができない事を素直に認めて、先生が教える要点がクリアできるまで丁寧につくっていく他はない。

もう一つは「ずっと数稽古をやっていたら何時かできるようなる」という幻想を持っていた。

教えの要点を理解し丁寧につくっていく過程で気が付いたら多くの数をやっていたのなら問題はないが、それ以前の段階でチェックもせずに数だけやったとしても無駄。

聞けば、有名な居合の先生のところに見学に行った時にも自分の素振りの数稽古を自慢してしまい先生からバカにされていたようで、こういうセンスだと入門しても先生から真面目に教える必要がない生徒として振り分けられる。

本人も悪気がなくやっていたことで最初意味が分からなかったらしいが、今回やっと意味をある程度は理解してくれたようで取り敢えず一安心ではあった。

この事例は「教える能力が高く実力のある師匠が弟子にマンツーマンで詳しく教えているのに、貰ったものを粗末に扱ったことに対し友人の私が怒った」というもので、この方が他の教室の只の生徒で団体練習のみであれば私の印象や考えは全く変わる。

これとは別に、素直に真面目に習おうと思っても先生が教える内容が技の種類が増えるだけだったり、高い技術を持つ先生であっても教える気がなく嘘や適当に教えたり、先生側が本気で教えているつもりでも教える能力が欠如している場合もあり、不幸になった事例も見ている。

こういう時は一旦距離を取って、習っているものの権威とかに強い拘りがなければ別の良い先生を探した方が良いかもしれない。

昔は「理屈ではなく、見て覚える」「技は盗め」という教えがあり、最後は縁がある人しか伝わらない世界であるので間違っていない。

しかし、需要がない時代でも伝統を残す使命があったり、自分が手に入れた境地を自分の代でなく後に繋げたいという思いがあるのなら、先生側も教え方を工夫する必要があるだろう。

枝葉ではなく本質論で行って欲しいというのが私の願いである。

思えば、少ないながらも良い先生に習えた私は幸いであった。






by rakuchin-dou | 2019-10-08 03:07 | 整体 | Trackback | Comments(0)

漫画版 知ってはいけないー隠された日本支配の構造ー (講談社)



内容紹介
2017年。衝撃を持って迎えられた問題作。日本国憲法を超越する、陰の力が日本全土を覆っているーー。官僚と在日米軍が組織する日米合同委員会がすべてを決定、北方領土が絶対に返還されないのは日米の密約のせいだ! 謎の美女と、独立取材チームが沖縄で暴いた衝撃の事実。講談社現代新書のベストセラーを完全漫画化!

ジュンク堂福岡店の棚に面陳列されていた本。

原作は2017年の講談社現代新書のもので、Amazonのレビューが200以上あるということは当時話題になったのだろうが私は未読。

戦後の日本が、アメリカの属国や植民地といわれるのは周知の事実であり、本に出てくる個々の密約なるものも本当かもしれない。

経済が成長したとはいえ弱い軍事力しかもたない日本が生き残る道は、現在のところアメリカか中国どちらかの属国になる2つの選択肢しかなく、どちらもやっていることは極悪非道であるが人権の概念がない中国よりはアメリカの方が遥かにマシというのが大多数の日本人の意見だと思う。

GHQの占領で基地の使用など国の大まかな体制はアメリカの支配といえるが、マッカーサー以外は旧ソ連からの共産主義の影響を受けたメンバーが多くいて、現在でも一部の官僚やマスコミ関係、国の根幹をなす教育者に力を与えている。

マスコミや教育関係の異常さはインターネットの普及でやっと知られる段階で、GHQや当時のアメリカの闇については江崎道朗先生の本に出てくるヴェノナ文書の解読が俄然注目されている。

直近でも、周囲の国が軍事力増強の中で限られた事しかできない我が国はスパイ防止法すらなく、非常に危険な状況にあるのは間違いない。

現実の世界は未だ歴然した弱肉強食で生き残るためには富国強兵しか道はないのだが、この本でもアメリカとアメリカに従う政治家が悪であるという構図のみで、他の国が当たり前にやっている方向には行かせないようにしている。

<追記>
参考:なぜ日本はアメリカの「いいなり」なのか?知ってはいけないウラの掟
(現代ビジネス)

絵柄は全く違うが著者の本を4コマ漫画にしたもので、要点が知りたい人これでよいかも。








by rakuchin-dou | 2019-10-04 22:32 | 最近読んだ本 | Trackback | Comments(4)

福岡市中央区薬院駅近くの整体・鍼灸院のブログ。仕事関係より読んだ本の感想がほとんど。
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