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らくちん道への道

戦国武将の病(やまい)が歴史を動かした (PHP新書)


内容紹介
小早川秀秋は関ヶ原の戦いの最中に突然西軍を裏切ったのだが、これは異例のことである。 何でもありの戦国時代でも日和見は非常に嫌われており、裏切りが遅れるとたとえ寝返っ た側が勝っても罰を受ける可能性があった。
なかなか寝返りに踏み切らなかった小早川の判断力低下は、実はアルコール性肝硬変が引き起こした脳性肝症が原因であったと著者は考える。昔の武将たちは十一歳から十七歳の間に元服して大人の仲間入りをしたので、若くして酒浸りになる者が多く、小早川は数え十九歳でアルコール性肝硬変になってしまったのだ。そして遅れに遅れた裏切りが、結果的には絶妙な作戦となり、東軍勝利を決定づけたのである。
そのほか、長らく謎とされてきた豊臣秀吉の死因や、信長軍を撃破した直後の上杉謙信を死に追いやった病などを、当時の史料に基づいて明確に診断する。
本書に登場する“患者"の皆様
■武田信玄――裏切りのショックが病死につながった
■上杉謙信――信長軍に勝利した直後の死
■織田信長――「本能寺の変」がなくても早晩亡くなった?
■豊臣秀吉――謎の死の原因を解明
■前田利家――家康との和解をもたらした病気
■徳川家康――「健康力」で天下取り
■徳川秀忠――移動する皮下腫瘤の怪
■小早川秀秋――脳の病が生んだ「支離滅裂」ぶりが脅威となった
■吉川元春――元春の病死が広家の西軍見殺しの一因となった
■池田輝政――実現しなかった「豊臣と徳川の共存」
■蒲生氏郷――寿命戦争で家康に敗北
■宇喜多直家――「尻はす」という謎
■筒井順慶――「洞ヶ峠」のストレスはすさまじかった
■毛利元就――七十一歳のときの子どもが、のちに大名となった
■伊達政宗――ドクターそこのけの健康通

戦国時代の武将の病気に注目したネタ本。

当時の衛生状態が悪かったのは当たり前として、武将の死因に糖尿病や脚気など食生活の問題も多かったみたい。

天下統一の為には若くて健康であることが有利だが、歳を取ってもなるべく病気をしないことが必要となる。

徳川家康は漢方薬の知識が豊富だったし、最後に出てくる伊達政宗は衛生面に気を使っただけでなく「独眼竜推脈」という独自の脈診を用いて自らの体調管理をしていたというエピソードも出てくる。






by rakuchin-dou | 2017-06-14 22:25 | 最近読んだ本 | Comments(0)

福岡市中央区今泉の整体・鍼灸院のブログ。仕事関係より読んだ本の感想がほとんど。
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