内容紹介
【解説】
沖縄の空手の名門で宿命のライバルである、名越一門と中里一門。中里一門の剛柔流の後継者と期待されていた忍勇作は、名越義仙を襲撃するが失敗。その時彼は、名越の真の空手精神に敬服し、中里一門から破門覚悟で弟子入りを願う。忍の揺るぎない信念に、さすがの名越も弟子入りを認めざるをえず、忍は名越のもとで空手の神髄を知るために修行に励むが……。
牧野吉晴原作、波島進主演で人気を博した「飛燕空手打ち」「力闘空手打ち」に続くシリーズとして、高倉健を新たに主演に迎えて放った空手映画「電光空手打ち」と「流星空手打ち」を、2作品まとめて収録。高倉健の記念すべき主演デビュー作が、ついに初ソフト化される!
【キャスト】
高倉健、浦里はるみ、藤里まゆみ、神田隆、岩城力、山形勲
【スタッフ】
原作:牧野吉晴
企画:光川仁朗
脚本:小林大平
撮影:福島宏
音楽:大久保徳二郎
監督:津田不二夫
【公開日】1956年1月公開
知人のおススメのDVD。
故高倉健さん伝説のデビュー作で、話には聞いていたが今年の正月休みに初めて観ることが出来た。
モノクロだが想像以上に面白い映画だった。
健さんやの空手の殺陣は洗練された今と比べると稚拙に見えるところもあるが、YouTubeで見られる当時の協会の動きを見るとかなり忠実に演じていると思う。
師匠役の山形勲さん演じる名越義仙は教育者でもあった船越義珍なのは間違いなく、当時の姿三四郎での悪役の空手家のイメージ回復には少しは役に立ったのか?
(2作目の健さんと仲良くなる柔道家を演じる波島進さんは1955年度版の姿三四郎役をしている)
「空手に先手なし」を説き雌雄を決することから逃げ回る義仙に対して、敵役の知倒流唐手が「卑怯者!」と罵りながら闇討ちを狙い続けるところは矛盾しているが、ある意味現実の武術家らしくて笑う。
by rakuchin-dou
| 2017-01-03 23:14
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