人気ブログランキング | 話題のタグを見る

らくちん道への道

「自由意志」は存在する(ただし、ほんの0.2秒間だけ):研究結果 (WIRED)

「自由意志」は存在する(ただし、ほんの0.2秒間だけ):研究結果 wired.jp様


われわれに自由意志は存在するのか? 熟考した末の意識的な決断は、自由意志の表れではないのか? 長年にわたって繰り広げられてきた思索と研究の末、いま興味深い研究結果が発表された。

これまで行われてきた数々の研究では、人間に「自由意志」など存在せず、脳が決定を下したのちにそれが「自分の意志」として意識にのぼるのだ、という衝撃的な結果が発表されてきた。

ならば、脳内のニューロン発火が、われわれの動作のほとんどを決めてしまうというのだろうか? すべての思考や記憶、夢や希望までも?

真実はもしかすると、自由論と決定論の狭間に位置するのかもしれない。ドイツのベルリン大学附属シャリテ病院による脳科学の最新研究は、長らく議論になっていた哲学的難題に、少しだけ希望を与えてくれる。もったいぶらずに研究結果を言ってしまうと、人類の自由意志は幻想ではなく、確かに存在する──ただし、ほんの0.2秒というわずかな間だけだが。


゛人間には自由意思がない”という、衝撃的な実験結果で有名な本「マインド・タイム 脳と意識の時間」

ただ、著者の神経生理学者ベンジャミン・リベット(1916年4月12日 - 2007年7月23日)自身も、この結果には納得がいかなかったみたい。

昨年日本で注目されたノン・デュアリティ(非二元論)でも「自分はいない!起こる事がただ起こっているだけ・・・」と自由意思は否定されていて、これを聞いてこれだけが世の中の真実だと思ってしまった人はショックを受けたようだ。

この記事によると、今年の2月に発表された最新の研究結果では自由意思は0.2秒間だけ存在するそうである
今後また覆されるとしても、取り敢えず安心できた人はいるかもしれない。

武道の世界でも、宇城憲治先生をはじめとしてベンジャミン・リベット説を引用している人は多い。
要約すると「人は何か刺激を受けて行動するのに約0.2秒かかり自覚するのに更に約0.3秒かかる。この0.5秒間の無意識に先に入ることが出来れば、どんなに強い人でも制することができる。」というもの。
(今回の結果では、0.2秒以内であれば行動の意思決定ができるということになって、より意識と身体の動きの隙間がないことが求められるので、どちらにしても武道の型に答えがあるということか?)

治療の世界でも、無意識の身体の反応を用いたキネシオロジーや野口整体がある。
こういうものは、突き詰めると脳神経の反応以前の細胞レベルでの反応、更には身体を超えて量子や素粒子(オカルト的には魂レベル)まで行ってしまうところは面白い。



マインド・タイム 脳と意識の時間

ベンジャミン・リベット / 岩波書店



整体・薬院らくちん堂



by rakuchin-dou | 2016-06-14 08:36 | 気になるニュース | Comments(1)
Commented by rakuchin-dou at 2016-06-14 14:18
ノン・デュアリティ(非二元論)に関しては、日本では目新しくビジネスになると計算した人たちの煽りもあった。
しかし、これで儲かった人は一部の人だけだったとは聞いた。

福岡市中央区今泉の整体・鍼灸院のブログ。仕事関係より読んだ本の感想がほとんど。
by らくちん堂
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

最新のコメント

また、オレンジの虚言書込..
by 通りすがり at 10:59
通りすがり さま ..
by rakuchin-dou at 10:49
オレンジは精神病人 世の..
by 通りすがり at 17:32
らいおん 様 お久..
by rakuchin-dou at 19:55
私もようやく見てきました..
by らいおん at 11:34

最新のトラックバック

検索

ライフログ