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らくちん道への道

2ギア理論 強い人の『身体操作』の秘密

<湊谷秀文/著 東邦出版> 



出版社の内容紹介:
サッカーや野球など他競技にも通ずる
まったく新しい身体の使い方を初公開!!
正道会館師範・湊谷秀文が、従来の身体の使い方を超越する身体操作『2ギア理論』を初公開。この身体の使い方は、格闘技のみならず、サッカーや野球、ゴルフなど他競技における競技力も向上させることができる代物。まったく新しい『身体操作』をマスターすれば、あなたも簡単にスポーツ上手になれる!!


昼間時間が空いたので、ジュンク堂福岡で立ち読み。
こういう本を読む度に、格闘技の人達の“強くなるための貪欲さ”には脱帽します。
伝統武術とは違い、格闘技の技術革新は目を見張るものがありますね。

ギアの考え方は2004年に発行された 栢野忠夫先生の
動く骨(コツ)―動きが劇的に変わる体幹内操法+甲野理論から、
第五中足骨に重心を乗せると軸が安定する考え(股関節外旋)は、常歩や宇城空手あたりが元ネタの様な気がしないではないですが・・・
仙骨の位置で身体が緩んだり固定されたりの話はカパンジーかな?



ただし、確か格闘Kマガジン 2001年7月号だったと思いますが、角田信朗師範が身体の軸を、中心軸、側方2軸、対角線の軸に分類して動く方法を示していたので、かなり前からこういう考え方はあったかもしれないです。

10年程前に、正道会館では甲野善紀先生を招聘したことがあったそうで、当時高田馬場で指導員をされていたIさんが「甲野先生の実力は実際どうなんですか?」と私に聞かれたので、「理論としては面白いが、格闘技としては使えないでしょう」と答えた記憶があります。
(正直甲野先生個人の実力は未だに評価出来ない部分がありますが、この後、甲野理論を昇華させ試合等で結果を出した人が多数出たことを考えると、単純に切り捨てるのは良くなかったと反省しております)

また、身体の中に色々な支点や軸、ギアを作る考え方は、いくつかの中国武術にもあります。
武術で初めてギアの話を書かれていたのは、愛隆堂から出ていた陳孺性著「太極拳の科学」だったかも?あの頃は中国武術にロマンがありました・・・

余談で、東邦出版は今は渋谷にありますが、昔は私が住んでいた池袋のマンションの近くにあって、夜中武術の練習で公園に行く時に前を通っていました。


















整体・薬院らくちん堂



by rakuchin-dou | 2012-03-10 22:50 | 最近読んだ本 | Comments(0)

福岡市中央区今泉の整体・鍼灸院のブログ。仕事関係より読んだ本の感想がほとんど。
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